1月25日の日曜日平塚川添遺跡公園で「弥生の風を感じて・・」というイベントが開催されました。このイベントは、福岡県歴史ロマン発信事業の協力を得て開催したイベントで、歴史ロマンを感じる場所で歴史ロマンを体感する内容になっています。昨年に続いて今年で2回目になります。昨年のテーマがアート体験だったので、今年も続いて弥生のアートを体験する内容を実施しました。午前中は中学生を対象としたアート体験という事で、勾玉の作成、銅鏡レプリカ作成、貫頭衣(古代の人が着用した衣服)に絵を描というものでした。初めは慣れない作業に苦心した参加者も、どんどん作業に没頭し、自分なりの弥生アートを完成させていました。
午後からは、交流の部、弥生時代の賑わいをテーマに、平塚川添遺跡が盛んだった時代の賑わいを体験する内容の企画を実施しました。気になる内容は、
馬田太鼓鼓響による太鼓の披露、
土笛の響きをイメージした大熊政博さんによるオカリナコンサート、
南陵中学校音楽部によるリコーダーアンサンブル、
弥生の市の賑わい、文化の交流をイメージしたジャグリングサークル「ハッピースクランブル」による大道芸の披露、
歌声の賑わい「杷木少年少女合唱団」による合唱などでした。また、古代食の体験という事で、高齢者ボランティアの方による「赤米雑炊」の提供もありました。
今年一番の寒波が押し寄せる生憎なコンディションでしたが、参加した皆様には喜んでいただけたのではないでしょうか。
参加されたみなさん、ご協力いただいたみなさんに心より感謝申し上げます。
以前は、このような企画があれば、新聞社の取材などがあったように思われます。地元賑わい、ホットな話題などをみなさんに紙面をとおしてお知らせしていただいていました。何かと暗い話題が多い中、このような賑わいをみなさまに知らせることがマスコミの仕事だと思うのですが。スクープを狙う記事ばかりではなく、地元に入り、地元と交流しながらニュースソースを探すという活動をしても良いのではないでしょうか。ニュースとしての優先度があり、瑣末な事にはかかわらないというスタンスなのかもしれませんがそれは少し淋しいのではないでしょうか。
文責:文乙